皆さん、最新ニュースはもうご覧になりましたか?
え?
「例のあおり運転のジジイがまさかの無免許だった事件のことか」
ですか?
いやあれはあれで草も生えませんが、違います。
リップルです。XRPです。
これもうマジヤバでしたよ。
情報出た瞬間に、あっという間に取引所のサーバーまでがダウンするほどの騒ぎになりましたから。
あ、はいはい速報ね。
リップル(XRP)ホルダーの方々、こちらで詳しく解説しますから、心配ご無用です。
リップルがついに米国証券取引委員会(SEC)との裁判で一部勝訴したというニュースが入ってきたんです。
「一部勝訴って何?」
「どういう意味なの?」
と思った方も多いかと思います。
本記事では、その全貌をクリアに解説します。
そして一部勝訴で何が変わり、これからのリップルはどうなるのか?
その見通しを一緒に考えてみましょう。
ご一緒にこの驚きの展開を追っていきましょう。
速報:リップル(XRP)、米SECとの裁判で一部勝訴
あのリップル(XRP)が、米国証券取引委員会(SEC)との裁判で一部勝訴したことが報じられました。
これまで長い間、リップル社とSECの間で争われていた問題が、ここに来て大きく動いた形です。
速報の詳細についてご紹介しましょう。
①そもそも何があった?
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今北産業 [IMAKITA
INDUSTRIAL CO.,LTD]
(1978~ 日本)
いま来た人向けの3行解説
- リップルとSECとの裁判で一部決着
- リップルの販売提供は「取引所を介したもののみ」投資契約の販売には当たらないという結論がでた
- XRP爆騰
です。
では「リップル社とSECが何を争ってたの?」という疑問から解説を始めましょう。
実は、この裁判、有価証券とは何か?をめぐる大問題だったのです。
リップル社が発行するデジタルトークンXRPは、何ものなのか?
それは、すなわち有価証券なのか、それとも無価証券なのか?その結論を出すために、彼らは法廷で争っていたのです。
「なぜそんなことを?」と思ったそこのあなた!証券と認定されると、それは厳しい規則に縛られることになりますからね。そりゃ裁判だって起きるんです。
一方で、証券と認定されなければ、その規制から免れることができますからね。はい。
②一部勝訴ってどういうこと?
「一部勝訴」とはどういう状況を指すのでしょうか?
簡単に言えば、裁判所の判決が一部においてリップル社側の申し立てを容認したということです。
具体的には、先ほども述べた通り「デジタルトークンとしてのXRP自体は取引所を経由し、機関投資家以外に向けたものは有価証券ではない」と判断したのです。
おいしいところだけ切り取ると、まるでリップル社が全面的に勝利したように思えます。
しかし、それは違います。
あくまでも一部での勝利であって、「全体での勝利」ではありません。
③XRP価格への影響は?
この件によりXRP価格にどのような影響が出るのか?それが一番の関心事ですよね。「判決後、XRP価格は96%上昇した」なんてニュースも飛び込んできました。
「え、マジで!?」と思ったそこのあなた、それが現実なんです。
驚くべきことに、一部の取引所サーバーまでダウンしてしまったほどの大騒ぎだったんです。
おそらく、多くの人が「XRPの価格が上昇するかも」と期待しながら買いを入れ、その結果サーバーがパンクしたと見られます。
「その勢いで、さらにXRPの価格は上昇するの?」と期待したいところですが、私たちは冷静になるべきでしょう。(海外ニュースサイト風に)
「一部勝訴」は確かに評価に値しますが・・・裁判の進展を見守りつつ、適切な投資判断をするべきですよ!」というのが、いまんとこのアレですね。アレ。
リップルが一部勝訴になったポイントはコレだ!
私たちが確認しなければならないのは、リップル(XRP)がSEC裁判で一部勝訴に至った特定のポイントです。
何が彼らの有利に働いたのでしょうか。
①プログラム販売でのXRPトークンは証券ではない
ここで重要なのは、XRPをどのように取引(取引所経由か否か)したかという点です。
要するに取引所経由であり、かつ普通の投資家向けなら「まあ投資以外の目的で買うヤツもおるやろ」ってんで有価証券にはならなかったんですね。これは結構デカめの裁定です。
③ハウィーテストの3番目の要件を立証できない
これがまさに一部勝訴のターニングポイントだと思ってください。
ハウィーテストってモンがアメリカにはあります。
Howey Testと書きます。
これは米国内で特定の売買とか取引において「そいつが投資契約になりうるか」を判断するための基準(英語ではテストと言っているが、実際には基準のほうが日本語としてはしっくりくる)です。
この中には有名な四つの項目がありますが、その第三の要素がとても重要なポイントなのです。
それは「他者の努力による利益の期待」です。
これね~、めっちゃ難しいのでクソ簡単に書きますね。
- クソ簡単に書くがゆえにちょいちょい本筋とズレます。ご了承ください❤
例えば株式投資の場合。
投資家の俺君が株式会社「VIPクオリティ(架空の会社です。念のため)」に出資したとします。
このとき、株式会社VIPクオリティの株価は、俺君の努力によって上がったり下がったりすることはありません。俺君、VIPクオリティの業務に絡んでないですし。
ってことで、これは他者の努力によって利益を得る合理的な期待があるかないか、がハウィーテスト3番目の条件に該当するのです。
で、今回のXRPについては「あくまでも取引所でプログラムされたXRPの販売は、この要素に該当しない」と主張していました。
んで、それが認められた、と。
結局のところ、これが最終的にリップルの一部勝訴に繋がった決定的な要素となったのです。
②機関投資家向けの販売は未登録有価証券
で、こっちはあんまりいい話じゃなかった、って話です。
裁判官・判事の決定によれば、機関投資家向けに販売された7億2,800万ドル相当のXRP契約は、確かに未登録の証券販売に該当する、との事です。
機関投資家ってのはアレです。
ガチプロの商売で大規模に投資やってる系の会社さんとか、そういうひとたちです。はい。
つまり、リップルは戦いの一部を勝ち取ったと言えますが、全てを勝ち取ったわけではありません。
この事実がリップルにとっては「ちょうどいい塩加減の」裁定をもたらしました。
リップル一部勝訴で今後はどうなる?
リップル一部勝訴後の今後の展望、そしてそのXRP価格への動向、さらには暗号資産規制の今後について、詳しく解説していきます。
リップルの今後の展望
あ~のね、なんとリップルは発行上限が設けられています。
ざっくり言うと、リップルは発行可能な上限数量があるってことなんです。
つまり、どれだけ需要が増えても「これ以上は作れないよ~」という状況になり得るんです。すると、皆さんの予想通り、その価値は急騰しますよね。
まあ、何ならもうその上限にタッチしてるんですけども。はい。
XRP価格の今後の動向
おそらく皆さんが最も気になる部分でしょう、XRPの価格動向。
早速ですが、「リップル裁判の判決がリップル社優位の方向に進んでいく」というニュースを受けて、XRPの価格は急騰しました。
ニュースの内容や流行をチェックすることで、暗号資産の価格動向を予測するヒントにすることが可能です。流行に敏感になりましょう。
暗号資産規制の今後
リップル社裁判のこの一件により、暗号資産に対する明確なルールが設けられる可能性が高まりました。
これまでにないスピードで発展してきた暗号資産市場ですからね、まあ遅すぎたくらいかもしれません。
その成長のスピードに規制が追いつかない…という現状があります。
しかし、このまま規制がない状態だと投資者を保護することができません。
だからドバイの会社がどうのとか、刑事告発がどうのとかおーっとこれは別件だった。
詳細はNXDプロジェクトの記事をどうぞ。
まとめ
というわけで、リップル一部勝訴後の展望、XRP価格の動向、そして暗号資産規制の今後について解説しました。
驚くべきスピードで動き続ける暗号資産市場。しっかりと情報を掴み、それを自身の投資活動に生かしましょう。