あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
知らない番号からの着信があったんだ。
まあ、いい知らせであることはほぼほぼないだろう。
いや、待てよ?
もしかしたら、街でこのイケメンダンディズムの塊ことわたしを見かけた女の子が一目惚れして、勇気を振り絞って電話を掛けてきてくれたのかも?
…何を言っているかわからねぇと思うが、俺もわからねぇ。
まぁそんな夢を見ても仕方ないので、本題に戻りますか。はい。
あなたも知らない番号から電話がかかってきた経験、ありませんか?ありますよね???
しかも最近では、知らない番号である上に「+94」という見慣れない記号と数字が書いてある着信もあるとか。
なんだろうこれ……気になるな……いっそ折り返してかけ直してみようかな……
ストップです!はいぃ~。
(脳内再生余裕だった人は続きを読むこと)
「+94」から始まる着信は「国際ワン切詐欺」の可能性が大なのです。
というわけで今回は、
- 「+94」から始まる国際ワン切り詐欺ってどういうものなの?
- 国際ワン切り詐欺ってどんな奴らがやってるの?
といった話から、国際ワン切り詐欺からの身の守り方まで、解説していきます。
わかんない番号からの着信はとりあえずかけ直してみよう、と考えちゃう危機管理能力のない……じゃなかった、好奇心旺盛な方!ぜひ最後までお読みください。
「+94」から始まる国際ワン切り詐欺の実態とは?
「+94」から始まる見慣れない国際電話番号からの着信、それを折り返したことでトンデモない請求が舞い込んできた!なんてことありませんか?
実はこれ、国際ワン切り詐欺の可能性大なんです。
1. 「+94」はスリランカの国番号!?ワン切りの仕組みとは
実は「+94」という国番号、スリランカのものなんです。
そう、あのセイロンティーやカレーで、はたまた早口言葉のような名前の首都「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」で有名な国ですね。
区切り方とかちゃんと覚えるタイプだから!俺!!
でも、そんなスリランカから突然電話がかかってくるなんて、ちょっと不自然じゃありませんか?実はこれ、国際ワン切り詐欺の手口なんです。
犯罪グループが無作為に日本の電話番号にかけ、ほんの数秒で切ることで、こちらに折り返し電話をさせるんですね。
そして、その折り返し電話が高額な国際電話料金につながるという、なんともずるい仕組みなのです。
2. 国際ワン切り詐欺の被害が急増中!その理由とは?
ここ最近、国際ワン切り詐欺の被害が急増しているんです。
その理由の一つが、犯罪グループによる自動発信システムの利用。
大量のワン切りを短時間で行えるようになったんですね。
また、050IP電話番号の規制が強化されたことで、犯罪グループが国際電話番号に目をつけ始めたのも大きな要因です。
便利な世の中になってくれるのは素晴らしいことですが、こんな風に技術が犯罪に利用されるとは…全国の技術者が泣いてますよ!知らんけど!
3. 折り返し電話をすると何が起こる?高額請求の実例も
では、うっかり折り返し電話をかけてしまうとどうなるのでしょうか?
電話に出ると、まずは長時間の保留音が流れます。
そしてその間、気づかないうちに1分で数百円もの通話料が発生していきます。
中には、1回の電話で10万円以上請求された例もあるんだとか。
いや10万円て…アレ3回行けるやん…
アレを守るためにはどうしたらよいのでしょう?
ここまで読んでくださったあなたならもうお分かりですね。そうです、不審な番号にはかけ直さないことが大切なんです!
国際ワン切り詐欺の手口と犯行グループの実態
国際ワン切り詐欺の被害が後を絶ちませんが、一体どんな人たちが、どのような方法で犯行に及んでいるのでしょうか。
ここでは、そんな国際ワン切り詐欺の手口と、犯行グループの実態に迫ります。
1. 犯行グループはどのように電話番号を入手している?
まず気になるのが、犯行グループがどうやって大量の電話番号を入手しているのかという点ですよね。
実は、ダークウェブ上では大量の電話番号リストが販売されているんです。
犯行グループはそれを購入することで、私たちの電話番号を入手しているんですね。
また、中には国内の電話会社の内部関係者から、不正に情報を入手しているケースもあるようです。
電話番号の管理体制の問題点が浮き彫りになっていると言えるでしょう。
2. 国際電話を利用する理由と、犯行グループの収益構造
では、なぜ犯行グループは国際電話を利用するのでしょうか?その理由は、国際電話の通話料の高さにあります。
例えば、日本からスリランカへの1分の通話料は約200円。
これが10分続けば2,000円にもなります。
そして、その通話料の一部が犯行グループに流れる仕組みになっているんです。
よくできた手口ですね…。
3. 海外の電話会社と犯行グループの癒着の可能性
さらに深刻なのが、海外の電話会社と犯行グループの癒着の可能性です。
実は、発信元の国の電話会社の関係者が、犯行グループに協力しているケースがあるんです。
不正に通話料を分配することで、犯行グループとの癒着関係を築いているというわけですね。
世界の偉い人ー!!国際的にもっとゴリゴリに捜査して取り締まってくれー!!
???「本官はルパンしか興味がないであります!」
とっつぁん、もう休んでクレメンス・・・
国際ワン切り詐欺の最新動向と今後の展望
国際ワン切り詐欺の手口は日々進化しており、私たちの予想を上回るスピードで新たな手口が登場しています。
ここでは、そんな国際ワン切り詐欺の最新動向と、今後の展望について見ていきましょう。
1. 新たな国際ワン切り詐欺の手口と対策
最近では、SMSを利用した国際ワン切り詐欺の手口が確認されています。
メッセージに記載されたリンクをクリックすると、高額な通話料が発生するという仕組みですね。
また、AIを活用した自動音声応答システムを使った手口も登場しています。
電話をかけ直すと、AIが会話を引き伸ばし、通話料を稼ぐんです。
無言電話ならまだしも、AIの音声案内があると、切るに切れないですよね…。
新たな手口に対しては、「そういう詐欺の手法がある」ということを知識として持っておくことが大切です。知っているだけで「もしかしたら国際ワン切り詐欺かも?」と構えることができますね。
2. 国際ワン切り詐欺に関する各国の取り組みと課題
国際ワン切り詐欺への対策は、各国で進められています。
日本国内では、総務省や警察庁が中心となって注意喚起を行っているほか、事業者への指導も強化されているところです。
また、国際的な捜査協力体制の構築も進んでいます。
しかし、犯行グループの手口が巧妙化する中、法整備や技術的な対策が追いついていないのが現状です。
国をまたいだ犯罪となると、多少動きが鈍くなりますからね…。
3. 国際ワン切り詐欺撲滅に向けた今後の展望
詐欺グループを撲滅できないとなると、今後この手の詐欺はどうなっていくのでしょうか?
先ほど、技術的な対策が追いついていないと述べましたが、現在進行形でAIを活用した不審電話の自動検知システムの開発などが進められています。
とはいえ、指を加えて見ているしかないのか?というと、そうではありません。
現状、私たちにできる最も効果的な行動は、「国際ワン切り詐欺の相手をしないこと」と言えます。
国際ワン切り詐欺との戦いは、まだ始まったばかり。テメーは俺を怒らせた。
国際ワン切り詐欺から身を守るための対策
国際ワン切り詐欺から身を守るためにも、具体的な対策について考えていきましょう。
1. 不審な国際電話番号にはかけ直さない!
まずは、不審な国際電話番号にはかけ直さないことです。
見慣れない国番号からの着信は、まず疑ってかかりましょう。舐めたら一発でわかります。ペロッ…これは…青◯カリ…!
たとえ着信履歴に残っていても、安易に折り返し電話をしてはいけません。
当たり前ですが、「知らない番号からの着信は、折り返さない」これを徹底していきましょう。
2. 国際電話のブロック機能を活用しよう
次におすすめなのが、国際電話のブロック機能を活用することです。
多くのスマートフォンには、指定した国や地域からの着信を自動的に拒否する機能が備わっています。
また、携帯電話会社によっては、国際電話のブロックサービスを提供しているところもあります。
これらの機能やサービスを利用することで、不審な国際電話を未然に防ぐことができるんです。
設定方法は少し複雑かもしれませんが、一度設定してしまえば安心ですよ。わたしでもできたので、安心してください。履いてますよ。
3. 被害にあってしまったら?相談窓口と対処法
万が一、国際ワン切り詐欺の被害にあってしまったら、すぐに行動を起こすことが大切です。
まずは、警察や消費生活センターに相談しましょう。
被害の状況を正確に伝え、適切なアドバイスを受けてください。
また、電話会社にも連絡を取り、不審な通話料の請求について確認を取りましょう。
場合によっては、支払いを拒否することも可能です。
いきなり警察に相談に行くのが不安だったり、電話会社にどう伝えていいかわからない、といった方は、詐欺被害回復に強い弁護士に相談することをおすすめします。
法律の専門家から適切なアドバイスをもらえることでしょう。
まとめ
まだまだテレビのニュースやネットニュースでも第一報レベルの話しか出てきていませんが、「+94」から始まる着信による国際ワン切り詐欺の被害件数は、今後も増える可能性が高いです。
国際的にも、「国際ワン切り詐欺」への対策はすすめられていますが、一方でAIを活用した自動音声応答システムを用いる詐欺グループも出てきて、いたちごっこの様相もみられます。
とにかく不審な着信、特に身に覚えのない国際電話には、出ない・折り返さないを徹底しましょう。
それでも万が一、国際ワン切り詐欺の被害にあってしまったら、すぐに警察や消費生活センター、詐欺被害回復に強い弁護士に相談することをおすすめします。