結婚詐欺の疑いがあるときの相談先は?定義・チェックポイントと事例

男女トラブル
結婚詐欺/恋愛詐欺

結婚詐欺の被害に遭ったことが疑われるときの相談先をご存じでしょうか。

被害内容を調査会社や弁護士に相談することで、騙し取られたお金を取り戻せる可能性が高まります。

本記事では、結婚詐欺の定義・チェックポイントと事例を紹介します。詐欺の対処に困っている方は、専門家へ相談しましょう。

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結婚詐欺の定義

結婚詐欺とは、婚姻する気がないにもかかわらず、婚約を匂わせてお金を騙し取る行為です。アプローチしてきた相手に結婚の意思があるかどうかが、詐欺に該当するかの分かれ目です。

結婚詐欺師の多くは、SNSやマッチングアプリに潜んでターゲットを探しています。見知らぬ男性から突然結婚の意思を示されたときは、警戒しましょう。

結婚詐欺の疑いがあるときの相談先

結婚詐欺の疑いがあるときの相談先は、以下のとおりです。

  • 法テラス
  • 法律相談センター
  • 弁護士
  • 調査会社

適切な相談先へスピーディーに問い合わせることで、詐欺師に騙し取られたお金を取り戻せる可能性があります。結婚詐欺の疑いがある被害に遭ったときは、すみやかに専門家へ相談しましょう。


法テラス

結婚詐欺の疑いがあるときの相談先の1つが、法テラスです。

法テラスとは、法律トラブルの解決に向けたアドバイスを行う公的機関です。経済的に困っている方のトラブル解決に向けた無料相談や、弁護士への依頼費用の立て替えなどを行なっています。

弁護士へ相談できるだけの収入がない方は、法テラスの利用を検討する価値があるでしょう。無料相談を利用できる基準はホームページに掲載されているため、参考にしてください。ただし、同じ問題に関して3回までしか相談できない点には、注意が必要です。

参考:無料法律相談のご利用の流れ|日本司法支援センター法テラス


法律相談センター

結婚詐欺の疑いがあるときの問い合わせ先として、法律相談センターがあります。

法律相談センターは、各都道府県の弁護士会が設置している問い合わせ窓口です。法律トラブルに関して相談することで、弁護士から解決に向けたアドバイスがもらえます。多くのケースでは、約30分の相談でおよそ5,500円が必要な点を頭に入れておきましょう。

法律相談センターの利用は、インターネットや電話で予約が可能です。結婚詐欺のような法的トラブルについて弁護士に問い合わせたいときは、法律相談センターの活用を検討してください。


弁護士

弁護士も、結婚詐欺の疑いがある場合の相談先の1つであり、被害回復を望む方の問い合わせ先としておすすめです。法律のエキスパートである弁護士に相談することで、詐欺罪にあたるか見極めたり、法的措置をとったりしてくれます。

法的措置をとれば、詐欺師に騙し取られたお金を取り戻せる可能性があります。

結婚詐欺が成立しないケースでも、被害回復をあきらめてはいけません。パートナーに結婚の約束を破られたことを理由に、慰謝料を請求できる場合があります。

弁護士は慰謝料請求もサポートできるため、結婚詐欺の疑いがあるときは問い合わせると良いでしょう。


調査会社

結婚詐欺の疑いがあるときは、調査会社への相談をおすすめします。

結婚詐欺師の多くは、お金を騙し取ったあとに姿をくらまします。被害者に嘘をついている可能性が高いため、行方がわからなくなった詐欺師を自身で探すことは困難です。

調査会社は、専門スキルを活かして詐欺師の身元を特定したり、犯罪の証拠を集めたりできる可能性があります。素人には困難な聞き取り・尾行・張り込み調査などを行うことで、さまざまな情報を集められます。

連絡がとれなくなったパートナーの身元を特定したいときは、調査会社への依頼を検討しましょう。調査会社が集めた証拠をもとに弁護士に相談すれば、失ったお金を取り戻せる可能性もあります。

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結婚詐欺について相談するときのポイント

結婚詐欺について相談するときのポイントは、以下のとおりです。

  • 相談前に情報や証拠を集める
  • 少しでも早く相談する
  • 専門性の高い相談先を選ぶ

被害状況を整理してから相談することで、すばやく問題解決のアドバイスをもらえるでしょう。問題解決の可能性を高めるためには、自身が望む対処に適した相談先を選ぶことが大切です。


相談前に情報や証拠を集める

結婚詐欺について相談するときのポイントの1つが、事前に情報や証拠を集めることです。証拠がないまま警察や弁護士に相談しても、詐欺の立証が難しいため、被害回復できない恐れがあります。

結婚詐欺の相談前に、以下のような証拠を集めましょう。

  • 詐欺師とのメッセージのやり取り
  • 金銭の受け渡しがわかる書類
  • 婚約していた事実がわかる物品

証拠を十分に集めることで、詐欺師からお金を取り戻せる可能性が高まります。証拠を持っていないときは、調査会社に相談することがおすすめです。


少しでも早く相談する

結婚詐欺に遭ったあと、少しでも早く相談することも大切です。

ほとんどの詐欺師は、ターゲットからお金を受け取ったあとに連絡を絶ちます。住所や勤務先などの情報を教えられていない場合、連絡がとれなくなったパートナーを探し出すことは困難です。

被害に気付いたときは、詐欺師が逃げる前に、すぐに専門家へ相談しましょう。スピーディーに対処することで、騙し取られたお金を取り戻せる可能性が高まります。

詐欺師が行方をくらましたあとに被害回復できるケースもあるため、泣き寝入りすることは避けてください。


専門性の高い相談先を選ぶ

専門性の高い相談先を選ぶことも、結婚詐欺について問い合わせるときのポイントの1つです。

調査会社や弁護士はさまざまな業務内容を取り扱っており、事務所ごとに得意分野があります。被害回復の成功率を高めるためには、結婚詐欺に強い調査会社・弁護士に相談することが大切です。

相談先へ問い合わせる前に、事務所のホームページから過去の事例や強みのある分野をチェックしましょう。ホームページに実績や得意分野が載っていないときは、はじめの相談時に直接質問することを推奨します。

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結婚詐欺の相談前にチェックすべきポイント

結婚詐欺の相談前にチェックすべきポイントは、以下のとおりです。

  • 金銭的な被害が発生したか
  • 交際相手から金銭を求められたか
  • 交際相手に結婚の意思があったか

金銭的な被害や結婚の意思の有無を確認することで、詐欺に遭ったかどうかを見極められます。結婚詐欺にあたらないケースでも、損害賠償を請求できる可能性はあるため、被害回復をあきらめないでください。


金銭的な被害が発生したか

金銭的な被害が発生したかは、結婚詐欺の相談前にチェックすべきポイントです。

結婚詐欺の成立要件の1つに、パートナーからお金を騙し取られたことが挙げられます。パートナーにターゲットを騙す意図があったケースでも、金銭的な被害がなければ詐欺ではありません。

専門家へ相談する前に、パートナーにお金を奪われたかチェックしましょう。

ただし、金銭的な被害がなくても、損害賠償を請求できるケースがあります。「結婚詐欺に遭ったかもしれない」と感じたときは、パートナーから教えられた情報に嘘がないか確認することも大切です。


交際相手から金銭を求められたか

結婚詐欺の相談前にチェックすべきポイントとして、パートナーから金銭を求められたかという点が挙げられます。

詐欺罪は、相手を騙してお金を支払わせると成立します。パートナーにお金を渡したとしても、金銭を要求されていなかった場合は、詐欺にはあたりません。結婚詐欺の疑いがあるときは、パートナーからお金を求められた事実があるかチェックしてください。

結婚を約束した相手でも、むやみにお金を渡すことは避けましょう。


交際相手に結婚の意思があったか

交際相手に婚姻の意思があったかどうかも、結婚詐欺の相談前にチェックすることが大切です。金銭的な被害がなければ詐欺罪には該当しませんが、騙されたことによる精神的ダメージの損害賠償を請求できる可能性があります。

既婚者であることを偽ったり、結婚する気がないのに婚姻を匂わせて肉体関係を持ったりする行為は、貞操権の侵害にあたります。結婚詐欺を疑ったときは、パートナーに婚姻の意思があったか確認したうえで専門家へ相談しましょう。

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結婚詐欺の相談・被害事例

結婚詐欺の相談・被害事例を2つ紹介します。

詐欺師は出会いを求める女性に嘘のプロフィールで近づき、お金を騙し取ろうとします。

マッチングアプリや婚活パーティーなどの出会いの場では、プロフィールを容易に偽れるため注意しましょう。学歴や職業が魅力的な男性に出会っても、盲目的に信用しないことが大切です。


事例1

結婚詐欺事例の1つ目として、婚活パーティーで出会った男性に騙された被害を紹介します。

被害に遭った女性は、年齢が30代後半になったことから出会いを求めるべく婚活パーティーに参加しました。パーティーで高学歴・高収入の男性と出会い、交際に至ったとのことです。

女性は、「将来のために貯金したい」という男性の言葉を信じ、デート代を支払っていました。しかし、「相手の男性は本当に信用できるの?」と母親から言われたことをきっかけに、パートナーの身元を調査しはじめます。

調査の結果、男性は既婚者であり、学歴や職業も嘘であったことが判明しました。

婚活パーティーは出会いが多い一方で、詐欺師も潜んでいるため、警戒しましょう。


事例2

職業を偽ってターゲットに近づき、お金を騙し取った結婚詐欺の事例もあります。

女性は、婚活パーティーで裁判官を名乗る男性と出会い、交際をスタートさせました。交際をはじめるときに、男性から「結婚を前提に」と言われ、20万円を騙し取られたとのことです。

男性は裁判所の職員でしたが、裁判官の名刺を渡すことで、女性に職業を信じ込ませました。

婚活パーティーで出会う男性は、プロフィールを偽ってアプローチしてくる場合があるため、注意しましょう。

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結婚詐欺の相談は東京中央信用調査へ

結婚詐欺に遭った可能性があるときの相談先としては、東京中央信用調査がおすすめです。

東京中央信用調査は、マッチングアプリやSNSを通じて出会った詐欺師の身元特定に多くの実績を持つ事務所です。LINEやメールで調査状況をリアルタイムで報告しており、臨機応変な対応の指示も受け付けています。

被害に遭ったものの詐欺師の身元がわからない方は、東京中央信用調査へ相談しましょう。相談は、電話・メール・LINEで24時間365日可能です。


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”詐欺に遭った経緯”を説明するとスムーズに進みます。