結婚詐欺の立証に必要な証拠とは?被害金の回収方法と相談先

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結婚詐欺/恋愛詐欺

結婚詐欺の証拠集めにお困りではありませんか。

結婚詐欺師を追い詰めるためには、有効な証拠が必要です。立証に必要な証拠の種類や被害金の回収方法を紹介します。

結婚詐欺師からお金を取り戻すためには、証拠を集め適切な専門機関へ相談が欠かせません。すばやく対処して、スムーズな被害回復につなげましょう。

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結婚詐欺にあたる場合とは

結婚詐欺とは、婚姻の意思がないにも関わらず、婚約関係を結び、好意を利用し金銭を騙し取る行為です。結婚詐欺を立証するために、以下の4つの成立要件を満たす証拠を集めてください。

  1. 相手が結婚の意思を偽っていたこと
  2. 被害者が相手の結婚の意思を信じていたこと
  3. 被害者が結婚を信じて金銭を渡したこと
  4. 相手がお金を受け取っていること

結婚詐欺か判断に迷うときは、相手の特徴もあわせて確認しておきましょう。

結婚詐欺師の特徴

結婚詐欺師の特徴を3つ紹介します。

  • 高スペックである
  • 交際や婚約がすぐ決まる
  • 金銭を要求してくる

恋人が結婚詐欺師の特徴にあてはまらないか、チェックしてください。結婚詐欺かもしれないと不安な方は、すぐに専門機関へ相談しましょう。


高スペックである

結婚詐欺師は、高スペックであるという特徴があります。ハイスペックを装い、ターゲットに理想的な相手だと思い込ませてお金を奪うことが目的です。次のような特徴がある相手には、警戒してください。

  • 有名企業に勤めている
  • 難関大学を卒業した
  • 高級品を身につけている
  • 貯蓄をアピールする
  • 優しく余裕があるよう装う

結婚詐欺師はターゲットの理想像を演じます。パーフェクトな相手は、被害者にあわせて装っているだけの可能性があるため注意しましょう。


交際や婚約がすぐ決まる

交際や婚約がすぐ決まる相手は、詐欺師かもしれません。結婚詐欺師は、好意を利用してお金を奪うことから、展開をすばやく進めようと、積極的にアピールしてくるため注意してください。

婚約までの期間が短いことに加え、相手の親族に会えない場合は要注意です。詐欺師は結婚したいとアピールする一方、親族に会わせてくれなかったという被害者の声が多数報告されています。判断に迷うときは、親戚に会わせてくれるかも確認してみましょう。

結婚を強く望んでいる場合、相手からの積極的なアピールに舞いあがってしまう方がほとんどです。交際や婚約を焦っている方は被害に遭う可能性が高いため、警戒を怠らないようにしてください。


金銭を要求してくる

婚約者からお金を要求された際は、結婚詐欺を疑いましょう。結婚詐欺の立証には、金銭を要求してきたことがわかるメッセージや音声が有効な証拠になるため残しておいてください。

被害額が1億円にものぼり、最終的に殺害されるという凶悪な事件も発生しているため、気を許しすぎることは危険です。

参考:詐欺総額は1億円規模か|時事ドットコムニュース

どうしてもお金を貸さなければならない状況であれば、逃げられたときに証拠として利用できるよう、借用書の作成をおすすめします。

結婚詐欺師のなかには、少額の貸し借りを繰り返し、信頼を得たのち大金を奪って逃げる者がいるため注意しましょう。お金を要求してくる相手には、十分警戒してください。

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結婚詐欺の立証に必要な証拠

結婚詐欺の立証に必要な証拠は、次の4つです。

  • 相手の情報
  • 婚約していた証拠
  • 金銭を渡した証明書
  • 詐欺師とのやりとりの記録

証拠をできるだけ多く集めることが、結婚詐欺の証明につながります。立証に有効な証拠をチェックしておきましょう。


相手の情報

結婚詐欺の立証には、証拠として相手の情報が欠かせません。結婚詐欺師は、素性を偽ってターゲットに近づきます。教えられた情報と相手の身元が一致しなければ、騙すための嘘であったと証明でき、重要な証拠として利用可能です。

メッセージのやりとりやデート風景がわかる動画など、普段の振る舞いを記録することも役に立ちます。

結婚詐欺師は犯行後に姿を消すケースがほとんどで、自力での特定は困難です。相手の情報がわからず困っている方は、リサーチ会社に頼ることをおすすめします。


婚約していた証拠

結婚詐欺を証明するためには、婚約していた証拠を集めなければなりません。次のようなものがないか、確認してください。

  • 結婚式や新生活に関わるやりとり
  • エンゲージリング
  • ハネムーンの予約
  • 婚約後の親族への挨拶
  • 式場の予約や見学

種類や数が豊富なほど被害回復に有利なため、婚約を証明できる証拠を複数集めましょう。

結婚詐欺師は、逮捕を避けるため痕跡を残さないよう犯行に及んでいます。個人での証拠集めが難しいときは、専門機関からアドバイスを受けることもおすすめです。


金銭を渡した証明書

結婚詐欺を立証して被害金を回収するために、金銭を渡したとわかる次のような証拠を集めてください。

  • 金銭受け渡しのやりとり
  • 振り込み明細書
  • 借用書
  • 領収書や契約書

金融機関や外部を介さない取引で、書面で証明できないケースは結婚詐欺の立証が難しくなります。どんなに親しい相手でも、お金のやりとりをするときは借用書の作成や、信頼できる人物に間に入ってもらうなどの対策が必要です。


詐欺師とのやりとりの記録

加害者とのやりとりの記録は、結婚詐欺を証明するために重要な証拠の一つです。結婚詐欺で訴えるときは、加害者と被害者の普段の関わり方を、第三者に証明することは欠かせません。証拠になる記録は、以下のとおりです。

  • SNSやマッチングアプリでのやりとり
  • デートの様子がわかる写真や動画
  • 通話記録や相手の肉声録音

嫌な思い出だと消してしまう方も多いですが、被害金の回収を望む際はしっかり残しておきましょう。

結婚詐欺師からお金を取り戻すためには

結婚詐欺師から、お金を取り戻すための対処法を紹介します。

  • 相談窓口を利用する
  • 詐欺師と交渉する
  • 民事訴訟を起こす

結婚詐欺師からお金を取り戻すために、取るべき方法は複数あるため、一つの手段が難しかったとしても、諦める必要はありません。3つの方法を参考にして、相手からお金を取り戻しましょう。


相談窓口を利用する

結婚詐欺師からお金を取り戻す方法の一つとして、相談窓口の利用があげられます。結婚詐欺師からの被害を相談できる窓口は、次のとおりです。

  • 消費者ホットライン
  • NPO法人の結婚詐欺相談窓口
  • 最寄りの警察署
  • 自治体の法律相談会

相談窓口では、証拠集めや被害回復のためのアドバイスが受けられます。実際にお金を取り戻すためには、ほかの専門家の協力も必要ですが、被害金回収の第一歩として相談窓口の利用を検討しましょう。


詐欺師と交渉する

結婚詐欺の証拠を突きつけ、交渉でお金を取り戻す方法があります。

結婚詐欺師と連絡が取れる際は、被害金回収を求めてじかに交渉を行なってください。高圧的な態度で交渉に応じない相手には、信頼できる第三者や弁護士に間に入ってもらいましょう。

結婚詐欺師と音信不通のケースには、リサーチ会社を利用して居場所を突き止める方法があります。相手に逃げられている状態では、被害回復のための交渉ができません。結婚詐欺師と連絡が取れずに困っている方は、調査会社へ相談しましょう。


民事訴訟を起こす

証拠を集めて民事訴訟を起こし、結婚詐欺師からお金を取り戻す方法を検討してください。民事訴訟とは、個人間のトラブルを法律に基づいて解決するものです。

民事訴訟を起こす際は、裁判所に訴状を提出します。訴状には、相手の本名と現住所が必要です。本名や生活拠点がわからないケースでも、探偵や弁護士に依頼する方法があるため、諦めずに専門家へ相談することをおすすめします。

交渉に応じない結婚詐欺師からは、専門家のサポートを受けて民事訴訟でお金を取り戻しましょう。

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結婚詐欺に遭った際の相談先

結婚詐欺に遭った際は、次の機関へ連絡してください。

  • 消費生活センター
  • 警察
  • 弁護士
  • 調査会社

結婚詐欺は泣き寝入りしてしまう方も多いですが、証拠を集めて適切な相談先を利用すれば、解決につながります。結婚詐欺の被害は放置せず、早めに専門家へ相談してください。


消費生活センター

結婚詐欺の被害回復方法や証拠集めの相談は、消費生活センターを利用しましょう。

消費者ホットライン「188」へ連絡することで、最寄りの消費生活センターへつながり、電話相談が可能です。近隣の消費生活センターに直接相談しに行くという方法もあります。専門の相談員から、被害回復のアドバイスが受けられます。

公的機関が運営する料金がかからない相談窓口で、安心して被害事情を話せるところもメリットの一つです。

何から始めていいか悩んでいるという方は、自身に合った方法で消費生活センターに相談してみましょう。


警察

結婚詐欺師からの被害には、警察へ相談してください。警察に連絡することで、証拠集めや今後の対処法のアドバイスを受けられます。

結婚詐欺師からお金を取り戻す手段の一つが、警察に被害届を提出し、示談金を受け取るという方法です。被害届が受理され、捜査が始まった結果、刑事罰に問えることになったときは、詐欺師が減刑を求めて示談を持ちかけてくるケースがあります。

証拠が乏しければ被害届が受理されない可能性もあるため、紹介したポイントを参考に準備し警察に連絡しましょう。


弁護士

結婚詐欺師から被害金を回収したいときは、法律のプロである弁護士への相談も有効です。弁護士であれば、民事訴訟を起こしたり、詐欺師に返金請求したりし、お金を取り戻すやり方も取れます。

民事訴訟や慰謝料を請求するためには、法律に関わる難しい手続きや書類作成が必要です。弁護士への依頼で、法的手続きや交渉までも代理してくれます。

結婚詐欺に遭ったことを、周りに知られたくない方でも弁護士には守秘義務があるため安心して利用可能です。


調査会社

結婚詐欺の被害にお悩みの方は、調査会社への依頼がおすすめです。リサーチ会社の調査員は、少ない情報からでも、足取りがつかめない結婚詐欺師を探し出し証拠集めに尽力します。

結婚詐欺師は、お金を奪ったあとに連絡が取れなくなるケースがほとんどです。身元がわからず証拠が乏しければ、警察や弁護士に相談しても断られてしまうことがあります。結婚詐欺に強いリサーチ会社であれば、ノウハウも豊富で安心して依頼できます。

結婚詐欺師の素性がわかれば警察や弁護士が動いてくれる可能性が高まるため、一度断られたケースでも、諦めずに調査会社へ連絡しましょう。

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結婚詐欺の相談は東京中央信用調査へ

結婚詐欺の被害には、東京中央信用調査への相談をおすすめします。

東京中央信用調査は結婚詐欺に特化した事務所で、同様の被害事例に関する証拠集めのスキルや実績があるため安心です。結婚詐欺師の身元特定のプロフェッショナルが、相手の情報や証拠を徹底的にリサーチします。加害者の身元が判明し、より多くの証拠を集めることで、被害金の回収に大きく近づきます。

結婚詐欺の被害は、相手に逃げられて泣き寝入りしてしまう方がほとんどです。相手と連絡が取れず困っている方や証拠集めが必要な場合は、東京中央信用調査へ相談しましょう。

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