aimcc.coは投資詐欺?USDT保証金の手口と返金方法を解説

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aimcc.coの投資詐欺の全体像を示すインフォグラフィック

本件のポイント

  • 会社名も拠点も金融ライセンスの番号も、サイト上には一切掲示されていない
  • 入り口は日本の個人名義口座への振込。ところが出口では暗号資産USDTを要求される
  • 振込分については返金を目指せる場合があるものの、被害回復が必ず保証されるものではない

「aimcc.coで増えたはずのお金が、引き出せない」

「保証金をUSDTで入れないと出金できないと言われた」

そんな状況に置かれているなら、aimcc.coは投資詐欺の疑いが濃い相手と考えたほうが安全です。

調べた範囲では、このサイトに会社名も拠点も金融ライセンスの番号も出てきません。しかも2026年8月中旬以降、画面そのものが開かなくなっています。

だまされた側に落ち度があったわけではありません。会社情報を伏せたまま個人口座へ誘導する設計は、疑いを持たせないよう組み立てられたものです。

送ってしまったお金は、弁護士に依頼することで取り戻せる場合があります。動き出しが早いほど選べる手段は多くなりますが、被害回復が必ず保証されるものではありません。

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目次

aimcc.co(AIMCC)とは?画面が開かなくなるまでの経緯

aimcc.coとは

aimcc.coが看板に掲げていたのは暗号資産の売買。にもかかわらず、事業者を名乗る記載を一切持たないサイトでした。

置かれていたのは、暗号資産トレーダーを後押しするといった意味合いの英語コピーが1行のみ。その周囲をUSDTやビットコインを模したコインが囲んでいました。

何をいくらの手数料で売買できるのか、引き出しにどんな条件が付くのか。そうした肝心な説明は、どこにも見当たりません。

表示言語を日本語に切り替えても、簡体字の中国語が画面に残ります。日本の利用者向けに整備されたサイトとは言いがたい状態でした。


aimcc.coの基本情報

資金を預ける相手を確かめるための情報が、ほぼ全項目にわたって欠けていました。

サイト名AIMCC(aimcc.co)
調査時のアクセス先https://www.aimcc.co
掲げていた分野暗号資産の取引
会社情報の記載見当たらず
拠点・代表者の記載見当たらず
連絡窓口見当たらず(電話・メールとも)
金融ライセンス番号掲示なし
2026年8月時点の表示エラー520により閲覧できず
aimcc.co(aimcc.co)のトップページ画面
出典:aimcc.co(2026年8月時点)

返金を求めるとき、最初につまずくのが請求相手の特定です。事業者名が出てこないということは、誰に請求すべきかが分からないということでもあります。

問い合わせ窓口もサイト側には置かれていません。やり取りの経路は紹介者とのLINEだけに絞られ、その相手が運営側とどうつながっているのかを外から検証する術がない状態。


現在はエラー520が表示され、記録を取り出せない

2026年8月中旬以降、aimcc.coへアクセスしてもコンテンツは出てきません。

aimcc.coにアクセスした際に表示されるエラー画面
出典:aimcc.coへのアクセス時の表示(2026年8月時点)

画面に出るのは520番のエラー。配信を仲介する事業者の解説によれば、元サーバーが予期しない応答を返した場合に表示される種類のものです。

一時的な障害なのか、それとも運用の打ち切りなのか。外部からは判別できません。

ただ、被害に遭った側にとっての意味ははっきりしています。口座にログインして運用の履歴を示すという証明の方法が、使えなくなりつつあるということ。

画面の記録と取得時点の詳しい検証は、ART法律事務所によるaimcc.coの画面記録と調査結果にまとめられています。

aimcc.coの手口|Facebook接触から保証金要求までの流れ

aimcc.coの手口

aimcc.coをめぐる被害は、SNSでの雑談から始まり、出金申請の場面で追加送金を求められるところまで進みます。

特徴的なのは、資金の入口と出口で経路が違う点。入るときは日本の銀行、出るときはUSDTという構図になっています。

どの段階までなら引き返せるのか。それを見極めるには、まず自分がいまどこにいるのかを把握しておく必要があります。

以下では、報告されている流れを3つの段階に分けて確認していきます。


Facebookで接点を持ち、LINEへ移って招待コードを受け取る

入り口はSNSの個別メッセージであり、広告や検索からたどり着く導線ではありません。

SNS上で知り合った相手と会話を重ねたのち、やり取りの場がLINEへ移されます。そこでaimcc.coを紹介され、あわせて招待コードを渡される流れ。

会員登録の画面には、実際にコードの入力欄が設けられていました。紹介制そのものは珍しくないものの、本件では入口が1対1のメッセージに限られています。

  • 接点はSNSのダイレクトメッセージ
  • 会話の場は早い段階でLINEへ移る
  • 登録には紹介者から受け取ったコードが要る

この設計だと、同じサイトに入金した人どうしが顔を合わせません。互いの状況を照らし合わせる機会がないまま、被害が静かに積み上がっていきます。


個人名義口座への振込と、運転免許証の画像提出

入金の案内で示されるのは法人口座ではなく、個人の名前が付いた日本の銀行口座です。

暗号資産の取引を看板に掲げながら、資金の受け皿だけが国内の個人口座に置かれている。サービスの説明と、お金の流れが噛み合っていません。

この段階で、運転免許証の画像提出を求められたケースも報告されています。受け取り手が誰なのか、どこへ保管されるのかについての説明はありません。


出金申請の段階でUSDTの保証金を求められる

画面上は利益が出ていても、引き出そうとした瞬間に「保証金」という名目の追加送金が立ちはだかります。

ここで指定されるのは銀行振込ではなくUSDT。追跡しにくい側へ意図的に寄せられている構図がうかがえます。

  • 入口は国内の個人名義口座への振込
  • 出口はUSDTでの追加送金
  • 暗号資産には組戻しや口座凍結という止め方がない

出金の条件として先に費用を求める型は、Defi USDTをめぐる投資詐欺でも報告されており、aimcc.coに限った話ではありません。

しかも保証金を払っても出金には届きません。その後は税金、さらに手数料と請求の名目が入れ替わりながら続いたという報告も複数挙がっています。追加の送金は、いったん止めてください。

入金に使った口座が国内の銀行であれば、そこを起点に打てる手が残ります。判断に迷う段階でも、aimcc.coの返金についてART法律事務所に無料で相談することは可能です。

aimcc.coに関する口コミ・被害報告の調査結果

aimcc.coに関する本音

aimcc.coについて調べた結果、被害者本人の声と呼べる投稿はほとんど見つかりませんでした。

X(旧Twitter)、Yahoo!知恵袋、匿名掲示板の3つを確認したものの、いずれもaimcc.coを扱った書き込みは確認できていません。

X(旧Twitter)該当する投稿を確認できず
Yahoo!知恵袋該当する質問を確認できず
匿名掲示板該当するスレッドを確認できず
口コミ投稿サイト投稿3件を確認

ここで注意したいのは、口コミが少ないことを安全の証拠と読み替えないこと。理由は次の見出しで整理します。


口コミ投稿サイトに寄せられた3件の内容

唯一の書き込みは、詐欺情報を集める口コミ投稿サイトに2026年8月中旬から下旬にかけて寄せられた3件でした。

内容を要約すると、紹介者から「一緒に資金を増やそう」「必ず儲かる」と持ちかけられ、出金の際に手数料や税金の先払いを求められたという趣旨。

もう1件は、サイトが開設されて間もない点を挙げ、短期間で資金を集めて姿を消す型ではないかと指摘するものでした。

ただし3件のうち2件は、そのサイトの記事本文とほぼ同じ文面です。独立した被害報告なのか、運営側による再掲なのかは判別できません。参考程度に留めるのが妥当なところ。

口コミが見つからないことが意味するもの

aimcc.coがヤバイ理由

aimcc.coの評判が出てこないのは、被害が少ないからではなく、被害が表に出にくい設計になっているためです。

通常、投資サイトでトラブルが起きれば、SNSや掲示板に断片的な書き込みが残ります。ところが本件では、その痕跡がほぼ見当たりません。

背景には2つの事情があると考えられます。ひとつは勧誘の構造、もうひとつは名称そのものの問題。


招待コード制の勧誘は、被害者どうしを接触させない

紹介者を経由しないと登録できない仕組みは、被害者が横につながる機会そのものを奪います。

公開された広告から集客するタイプであれば、同じ広告を見た人が「これは怪しい」と発信し、それが検索でも拾われます。

一方、aimcc.coの入口はSNSの個別メッセージとLINE。紹介した相手にしか状況を話せず、その相手も勧誘する側に立っています。

  • 広告型なら、同じ広告を見た第三者の指摘が検索で拾える
  • 招待コード型では、紹介者以外に状況を打ち明ける相手がいない
  • その紹介者自身も、勧誘する側に回っている

結果として、疑いを持った人が確かめられる材料は、身内のやり取りしか残りません。

SNS経由で個別に紹介される投資サイトという点では、BCLMaxをめぐる投資詐欺でも同じ入口の型が取り上げられています。

そして情報が表に出るまでの遅れは、そのまま回収の可能性を削る要因。振込先の口座に資金が残っている時間は限られているためです。


「AIMCC」で検索すると無関係の実在組織が並ぶ

この略称は複数の実在組織が使っており、検索してもaimcc.coの情報にはたどり着きにくくなっています。

実際に検索すると、次のような無関係の組織が上位に並びます。

  • 米国の内科系学会が発行する医学ジャーナル(Annals of Internal Medicine: Clinical Cases)
  • フランスの建設資材産業団体(aimcc.org)
  • カナダで州の公的資金を扱う運用機関AIMCo(aimco.ca)
  • 米国の不動産投資信託Aimco(aimco.com)

いずれもドメインが異なり、aimcc.coとのつながりを示す情報は確認できません。名前が似ているだけの、まったく別の組織です。

ところが調べる側からすると、「学会誌や海外の運用会社が出てくる=実在する組織らしい」という誤った安心につながりかねません。

検索して不審な情報が出てこなかったとしても、それは潔白の証明になりません。会社情報が掲示されているかどうかを、別途確かめる必要があります。

aimcc.coの独自調査結果

aimcc.coが詐欺である可能性

公開情報から運営主体をどこまで追えるかを検証したところ、手がかりはほとんど残されていませんでした。

確認したのは3点。金融庁が公表する2つの一覧、ドメインの登録記録、そしてサイト内の表示内容です。

照会の詳しい経緯は、aimcc.coのWhois照会と金融庁一覧の照合結果(ART法律事務所)でも公開されています。


金融庁の2つの一覧に該当なし

「AIMCC」「aimcc.co」のいずれの名称も、金融庁の公表する一覧には載っていませんでした。

免許・許可・登録等を受けている事業者一覧掲載を確認できず
無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について掲載なし(令和8年7月22日更新分で確認)

誤読されやすい点を添えておきます。警告対象の一覧に名前がないことは、この業者が安全だという意味にはなりません。

後者の一覧は、警告書が発出された相手を並べたもの。警告に至っていない業者は、そもそも掲載されようがない仕組みです。

一覧の外にいるからといって、適法に営業しているとも限りません。金融商品取引法では、拠点が海外にあっても、日本に住む人へ向けて取引を行うのであれば登録が求められます。

つまり登録の有無だけでは、白黒の判断がつきません。判断に迷う段階でしたら、aimcc.coの被害回復についてART法律事務所の無料相談を利用するという選択肢もあります。


ドメイン登録情報そのものに到達できない

3種類の照会サービスを使っても、aimcc.coの登録記録は取得できませんでした。

ドメインaimcc.co
登録された日取得できず
直近の更新取得できず
運用されてきた期間算出不能
登録を仲介した事業者取得できず
登録者取得できず
ネームサーバー取得できず
ドメインの状態取得できず

押さえておきたいのは、これが「登録者名が伏せられている」状態とは違うということ。登録の記録そのものに行き着けなかったという結果でした。

代理公開サービスを使っている場合、登録日やレジストラは表示されたうえで氏名だけが隠れます。今回はその手前で止まっています。

ただし、たどる糸口がドメインに限られるわけでもありません。入金先となった口座の名義人は、弁護士会照会制度を使って明らかになる場合があります。


利用規約・手数料・分別管理の記載が見当たらない

投資サービスなら真っ先に読むはずの項目が、aimcc.coには用意されていませんでした。

  • 利用規約
  • 売買にかかる手数料の一覧
  • 出金の条件や上限に関する定め
  • 預かった資産を自社資金と分けて管理する旨の説明

とりわけ分別管理の記載がない点は見過ごせません。預けた資金が運営側の資金と混ざっていても、利用者側にはそれを知る手段がないためです。

加えて2026年8月中旬からは、当時どう書かれていたのかを後から確かめる手段も断たれています。残るのは、手元の端末に保存した画面の記録だけ。

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検索結果に並ぶ「aimcc.co」情報の見極め方

aimcc.coの特徴

aimcc.coを検索して出てくるページには、内容の精度に差があります。鵜呑みにせず、記述の裏づけを見てください。

被害に遭った直後は、少しでも情報が欲しくなるもの。ただ、この案件は一次情報が乏しいぶん、推測で書かれた記事も混ざっています。

読み分けの手がかりは2つ。実際に画面を見て書かれているか、そしていつ時点の話なのかという点です。


「偽のライセンスを掲示」という説明は事実と異なる

一部のページには偽の認可番号を掲げていると書かれていますが、aimcc.coの画面にライセンス番号そのものが存在しません。

番号が掲げられていれば、規制当局の名簿と突き合わせて名義人の実在を確かめられます。実際、番号の流用は無登録業者でよく指摘される手口。

ところが本件では、照らし合わせる対象が最初からありません。この違いは、被害者側にとって小さくない意味を持ちます。

番号を偽っている場合名簿と照合でき、どの業者を騙ったかが分かる
番号自体がない場合照合の入口がなく、送金の記録から追うしかない

つまり「偽ライセンス」と書かれた記事を読んで、番号を探そうとしても徒労に終わります。実際の画面を確認せずに、テンプレートで書かれた可能性が高い記述です。


情報の鮮度を確かめる(サイト停止に触れているか)

2026年8月中旬より前に公開された記事は、サイトが開かなくなった事実を反映していません。

「登録画面はこう表示される」「トップページの構成はこうなっている」といった記述があっても、いま同じ画面を確認する手段はありません。

公開日と更新日を見比べて、どの時点の観察なのかを確かめてください。時点の記載がないページは、判断材料としての重みが下がります。

  • 公開日・更新日が明記されているか
  • 画面写真に取得時点が添えられているか
  • 金融庁一覧の照合結果に、確認した更新分の日付があるか

なお、サイトが応答しなくなったことと返金の可否は別の話。手続きは画面ではなく、送金の記録をたどって進めるものだからです。

aimcc.coの被害に気づいたときにすべきこと

aimcc.coの詐欺被害に遭ったらすべきこと

aimcc.coの場合、優先すべきは銀行の振込記録の確保です。画面がすでに開かない以上、証拠の中心はそこに移っています。

一般的な詐欺被害では「まず画面を保存する」と案内されます。ところが本件では、その画面がもう手に入りません。

だからこそ順番が変わります。手元にいま残っているものから押さえる。それが本件の進め方です。


1. 個人名義口座への振込控えを最優先で確保する

振込先の口座番号と名義、そして振り込んだ日付。この3点が、返金に向けた出発点になります。

ネットバンキングの明細は、一定期間で表示が打ち切られる場合があります。画面のまま放置せず、印刷か画像で残しておいてください。

  • 振込控え、または入出金明細(金融機関名・支店・口座番号が読める状態)
  • 振込を実行した日付と金額
  • 口座を案内されたLINEのメッセージ

とくに口座を伝えてきたメッセージは重要です。相手側から消される場合があるため、日付が写る形で保存しておくと安心。


2. 「保証金」名目のUSDT追加送金を止める

保証金さえ入れれば引き出せる、という案内に従っても、名目を変えた請求が続くだけだったという報告があります。

しかも暗号資産での送金には、銀行のような組戻しの仕組みがありません。払った時点で、止める手段がなくなります。

すでにUSDTを送ってしまった場合は、送金先のアドレスと日時を控えておいてください。追跡を試みる際の起点になる情報です。

そして「あと少しで引き出せる」という説明が続くほど、判断は難しくなるもの。いったん送金を保留し、第三者に状況を話してから決めても遅くはありません。


3. 消えた画面の代わりに、手元の記録を整える

aimcc.coの管理画面がもう開かない以上、残高や取引履歴を示せるのは端末に保存した画像だけです。

過去に撮ったスクリーンショットが残っていないか、写真フォルダをさかのぼって確認してみてください。

  • 残高や運用実績が映った管理画面の画像
  • 出金を申請したときの画面と、断られた際の表示
  • 招待コードを渡してきた相手について、SNSやLINEで分かる表示名・ID
  • 運転免許証の画像を送った相手と、送信した日時

何も残っていなくても、諦める必要はありません。銀行側に振込の記録が残っていれば、そこから手続きを組み立てられる場合があります。

aimcc.coの返金は可能?送金手段で分かれる見通し

aimcc.coの詐欺被害からの回復と再発防止のために

aimcc.coでは入金が銀行振込、追加請求がUSDTという二重構造のため、取りうる手続きは送金手段ごとに分かれます。

同じ「だまし取られたお金」でも、銀行を経由した分と暗号資産で送った分とでは、打てる手がまったく別物。

まずはご自身がどちらで、いくら送ったのかを整理してください。その切り分けが、見通しを大きく左右する分岐点。

銀行振込で送った分名義人への請求、口座の凍結申立て、分配金の受領
USDTで送った分凍結という手段は使えず、送金先の追跡が軸になる

銀行振込分に使える法的根拠

国内の個人名義口座が振込先だったなら、金融機関に対して凍結の申立てを行える余地が残ります。

根拠となるのが振り込め詐欺救済法です。凍結後の手続きの流れは、全国銀行協会の解説にまとめられています。

  • 申立てには、振り込んだ先の口座番号が要る
  • 分けられるのは、その口座に残された資金のみ
  • 窓口となるのは、あくまで金融機関

ただし現実的な壁もあります。引き出されて残高がゼロになっていれば、分けるべき原資そのものがありません。

加えて名義人が判明した場合には、民法709条(不法行為)や703条(不当利得)を根拠とした請求も検討できます。

振込分について整理したい段階でしたら、銀行振込分の返金についてART法律事務所に相談するという進め方もあります。


USDT分が口座凍結の対象外になる理由

ウォレット間の送金は預金口座を通らないため、救済法にもとづく凍結という打ち手が届きません。

救済法が想定しているのは、犯罪に使われた預金口座を止めて残高を被害者へ分配する仕組み。ウォレット間の送金は、その枠組みの外にあります。

手がかりとして残るのは送金先のアドレスですが、そこから相手にたどり着くには壁が続きます。

  • 日本の弁護士会照会は、海外の交換業者へ直接は及ばない
  • 本人確認情報を出すかどうかは、その国の法制度しだい
  • アドレスを控えていなければ、そもそも追い始められない

こうした事情から、暗号資産の送金のみという事案では、回収の見込みが立ちにくいのが実情。USDT分だけを取り戻す前提で考えると、期待とのずれが生じかねません。


ART法律事務所の対応

ART法律事務所は、aimcc.coの画面とドメイン情報を実際に調査したうえで、返金の見通しを公開しています。

初回の相談は無料とされており、送金の時期と金額、振込先を伝えるところから話が始まる流れ。

  • 公式LINEまたは電話で連絡する
  • 送金の時期・金額・送金先を確認する
  • 取りうる手続きと費用の説明を受ける
  • 書面で内容を確認したうえで依頼するか判断する

回収の見込みが立ちにくい事案については、その旨を率直に伝える方針が示されています。依頼を急かされることはありません。

なお、時間の経過とともに口座の残高は減っていきます。動き出しが早いほど選択肢は広がるものの、被害回復が必ず保証されるものではありません。

「aimcc.coの資金を取り戻せる」とうたう連絡への注意

情報が少ない案件ほど、検索結果を押さえた業者に誘導されやすくなります。aimcc.coはまさにその条件がそろっています。

被害者どうしがつながらず、口コミもほとんど出てこない。となると、判断材料はそのとき目に入ったページだけになります。

そこへ「凍結された資金を解除できる」「サイトを復旧させて出金させる」といった連絡が届けば、心が動いても不思議ではありません。

ただ、こうした申し出には共通点があります。先にお金を払わせようとする点です。


報酬を得て返金交渉を代理できるのは弁護士に限られる

費用を受け取って交渉を引き受けられる立場かどうかは、弁護士法72条で線引きされています。

相談先を選ぶ際は、次の3点を本人に直接尋ねてください。答えを濁す相手であれば、それ自体が判断材料になります。

  • 氏名
  • 所属している弁護士会
  • 登録番号

照会した内容は、日本弁護士連合会の弁護士検索で確かめられます。費用の内訳と方針も、着手前に書面で確認しておくと安心。


提出した運転免許証の画像が別の用途に回る可能性

aimcc.coでは身分証の画像提出を促された例があり、その後の取り扱いを確かめる手立てがありません。

送った先が誰で、どこに保管されているのか。説明がなかった以上、まったく別の名義作りに使い回されている恐れも残ります。

覚えのない郵便、金融機関からの問い合わせ、契約内容の確認。そうした連絡が来たら、放置せず文面を控えておいてください。

あわせて、書類を送った日付と相手も記録に残しておくと、後の説明がしやすくなります。

aimcc.coに関するよくある質問


「AIMCC」で検索すると医学誌や海外の運用会社が出てきます。aimcc.coと同じ組織ですか?

別の組織です。米国の医学ジャーナル、フランスの建設資材団体、カナダのAIMCo、米国のAimcoは、いずれも独自のドメインを持っています。

aimcc.coとの関係を示す情報は確認できません。名称が似ているだけと考えてください。


aimcc.coの口コミがほとんど見つかりません。被害が少ないということですか?

そうとは限りません。招待コードを介した1対1の勧誘では、被害者どうしが接点を持たず、投稿が表に出にくくなります。情報の乏しさ自体は、安全性の裏づけになりません。


招待コードを渡してきた知人も被害者なのでしょうか。その人に返金を求められますか?

知人自身が被害者である場合もあれば、報酬を受けて勧誘していた場合もあります。どちらなのかは外からは判断できません。

やり取りの記録を残したうえで、関係の整理を含めて相談してみてください。


aimcc.coの画面が消えてしまい、スクリーンショットも残っていません。それでも相談できますか?

可能です。手続きの起点になるのはサイトではなく送金の記録。振込控えや入出金明細が残っていれば、そこから動ける場合もあります。まずは銀行側の記録をたどってみてください。


「aimcc.coは偽のライセンスを掲示している」という説明を見ました。正しいですか?

調査した範囲では、ライセンス番号の掲示自体が見当たりませんでした。番号を偽るのではなく、そもそも掲げていない状態です。実際の画面を確認せずに書かれた記述である可能性があります。

まとめ

aimcc.coのまとめ

aimcc.coは、事業者を特定できる情報を持たないまま個人口座へ送金させ、出金時にUSDTを要求する構造でした。

  • 会社名・拠点・代表者・連絡窓口・ライセンス番号のいずれも掲示がなかった
  • 3種類の照会サービスを使ってもドメインの登録記録に到達できず、金融庁の2つの一覧にも名前がない
  • 入口は国内の個人名義口座への振込、出口はUSDTでの追加送金という二重構造
  • 2026年8月中旬以降は画面が開かず、残高や履歴を示す手段が失われつつある
  • 銀行振込分については手続きの余地が残るものの、返金が確約されるわけではない

手元に振込控えが残っているなら、そこが出発点になります。判断に迷う段階でも、状況を整理して伝えるところから始められます。

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免責事項

本記事は、情報提供を目的としたコンテンツです。

本記事の内容は、公開日時点の法令および一般的な法的見解に基づいています。

個別の事案への適用については、必ず専門家(弁護士等)にご相談ください。

本記事の情報に基づいて行動した結果について、運営者は責任を負いかねます。


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